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決算書に計上され、法人税の対象にもなる利益は、「計算上の利益」であり、必ずしも「資金の裏づけのある利益」ではありません。利益を計上し、多額の法人税を納税しているからといって、会社の営業活動を通じて経常的に資金が供給されているとは限らないのです。
S社を経営する三島社長(仮称)は、継続して利益を計上していることに安心して、自分へのご褒美として3ヶ月の休暇を取られました。万一の場合に備えて、5,000万円もの運転資金を用意していたにもかかわらず、休暇後、経理担当から資金不足の旨を伝えられて愕然としてしまいました。
利益を上げているだけでは安心はできません。計算上の利益が資金の裏づけのない利益であれば、黒字倒産してしまう可能性もあるのです。